株式会社フエンテ WORKS GALLERY
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龍骨車(竜骨車)の模型
龍骨車(竜骨車)の模型
先日、過去にした仕事に出会う機会があったので、取材結果をご紹介したいと思います。
龍骨車(竜骨車)は、古い時代の用水機械装置(と言っても木製ですが)が、存在していたのをみなさんはご存知でしょうか。

もともとは中国で発明されたらしく、歴史は古そうですが、農村では意外と最近まで灌漑用として活用されていたようです。
このホームページは大変参考になります。
「愛知県の博物館」
ウィキペディア(竜骨車)
現存する実物が各地で保存展示されているようです。
滋賀県では、琵琶湖博物館や、近江八幡歴史資料館にも展示されていました。
この模型を製作した折も、この二点を参考にしました。
と言う事で、当の模型ですが。大阪市の南港にあります、
なにわの海の時空館が、出来た折に展示品として製作いたしました。
館の説明によりますと龍骨車とは、
「貞享元年(1684)に河村瑞賢(かわむらずいけん)が安治川を開削し 大阪港を整備した際に竜骨車が使われたようです。川の一部を土嚢や石垣で仕切り しみでる水を竜骨車でくみ出し、川底を掘削するという方法です。多段で使用し大きな揚程を得ています。」
以上の使い方で、大阪港の開港整備工事に大変活躍した模様です。
そして、この模型は単なる展示模型ではなく、実際に動作して水をくみ上げるという機能を有する、大変珍しい興味深いものとなっております。タイプとしては、日本で多くみられるハンド回転タイプではなく、中国や台湾等に見られる足踏み式です。二人のおじさん人形が足で龍骨車を動かして水をくみ上げています。
模型の特徴をまとめると、
人形の足が動き、本当に龍骨車を踏んでいるように見える。
実際に水(シリコンオイルですが)をくみ上げる。
部品の構成は、実物を忠実に再現している。
人がハンドルを回すことで動作して、あたかも自分で回しているような感覚を覚える。
と言う事です。
動作の様子の動画(音楽付)
動作の様子の動画(音楽付)
安治川を開削し大阪港を整備した折の様子の模型展示(音楽付)
手で動かしているように錯覚するのですが、モーターで動いています。

製品データ
大きさ : ケース 高さ約600㎜、幅約640㎜、奥行約420㎜
竜骨車 軸間約380mm
人形 高さ約250㎜
材質 : ケース スチール筐体、ガラスケース
竜骨車 ベークライト削り出し
人形 樹脂製、水性塗料による彩色
メモ : ハンドル操作を感知して電動による動作
ハンドメイドです。
この仕事は、2000年の事なので、2011年の現在、すでに10年以上、昔のことです。
自分の過去の仕事に再会するのは少なからず緊張するものですが、
再会することで、まるで当時の自分と会話しているような気持ちになり
感慨深いものがありました。
今思えば、何も持たず、つたないながらも
精いっぱいやっていたことを思い出されて、よい刺激になりました。
「また、営業を頑張ろうかな」との思いを新たにしたのです。
追記
残念ながら、なにわの海の時空館は、平成22年度の大阪市事業仕訳で「廃止」が妥当と判定されてしまいました。
この作品もいずれ廃棄される運命にあるのかもしれません。
なにわの海の時空館は、建物、展示物ともに充実した、ファミリーの休日におすすめスポットなんですが、なぜか知名度が低いです。
「地味で、すいている」人ごみが嫌いなお父さんには絶好の条件だと思うのですが…。















